【2026年4月時点】最も企業数が多い市区町村と町字は?~前編:登記数考察

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訪問ありがとうございます。企業ブログ担当のオオタケです。

早速ですがクイズ①です。

2026年4月末時点において、日本で最も企業(法人)登記数が多い市区町村はどこでしょうか?

過去投稿「【2025年4月時点】最も企業数が多い市区町村と町字は?」をご覧になった方は容易に予想できると思いますが、トップ市区町村は他に比べて圧倒的に多い件数を誇っています。

答えは「東京都港区」です。

同区を含む法人登記数の多い市区町村ベスト10と2026年・2025年・2024年各年4月末時点の法人数、累積増減率は以下となります。

順位 市区町村名 2026年 4月 2025年 4月 2024年 4月 累積増減率
1位 東京都港区 134,664 132,769 127,935 5.26%
2位 東京都渋谷区 95,710 91,647 89,275 7.21%
3位 東京都中央区 86,703 83,459 81,655 6.18%
4位 東京都千代田区 82,242 79,795 79,013 4.09%
5位 東京都新宿区 80,913 81,080 78,091 3.61%
6位 東京都世田谷区 56,174 55,036 54,937 2.25%
7位 大阪府大阪市中央区 46,601 45,518 45,309 2.85%
8位 東京都豊島区 38,879 38,109 38,333 1.42%
9位 東京都台東区 38,349 38,025 38,422 -0.19%
10位 東京都大田区 37,439 37,025 37,378 0.16%

上記のように東京都港区における法人登記数は、2位の東京都渋谷区に比べて4万件弱多く、さらに静岡県全体の登記総数を上回っている=多くの都道府県における登記総数を上回っています。
また、上記市区町村が上位に入っている要因は以下と考えられます。

  • ●住所・地域名がブランド化しているため、当地所在が企業イメージ向上につながると考えられていること
  • ●立地的利便性が高いこと(通勤を含めた公共交通機関利用の移動が容易)
  • ●バーチャルオフィスが存在していること(増加率の高い地区ほど、この要因が大きい)

なお、9位「東京都台東区」は累積増減率が微減となっていますが、卸業の集約化が要因と推測されます。

 

クイズ①の回答を踏まえて、さらにクイズ②です。

2025年4月末時点において、東京都港区内で最も企業(法人)登記が多い町字(丁目など:港区あとの住所)はどこでしょうか?

答えは「南青山2丁目」です。

上記を含む同区内において法人登記数の多い町字ベスト10と2026年・2025年・2024年各年4月末時点の法人数、累積増減率は以下となります。

順位 町字名 2026年 4月 2025年 4月 2024年 4月 累積増減率
1位 東京都港区南青山2丁目 7,673 7,644 7,462 2.83%
2位 東京都港区浜松町2丁目 4,857 4,558 4,323 12.35%
3位 東京都港区赤坂2丁目 4,020 4,033 3.995 0.63%
4位 東京都港区南青山3丁目 3,993 3,396 2,766 44.36%
5位 東京都港区北青山1丁目 2,907 1,772 1,087 167.43%
6位 東京都港区六本木7丁目 2,750 2,794 2,766 -0.58%
7位 東京都港区六本木3丁目 2,703 2,484 2,365 14.29%
8位 東京都港区虎ノ門1丁目 2,425 2,408 2,238 8.36%
9位 東京都港区西新橋1丁目 2,357 2,425 2,413 -2.32%
10位 東京都港区虎ノ門3丁目 2,258 2,247 2,211 2.13%

上記のように「南青山2丁目」は2位の「浜松町2丁目」に比して3,000社弱多い状況ですが、この要因として、東京都港区南青山2丁目の特定住所にバーチャルオフィスが所在しており、「南青山」という地名ブランドと相まって登記数の多くなっていると考えられます。
このバーチャルオフィス住所には約4,500社登記されており、左記社数の全てがバーチャルオフィス所在部屋番号に登記されてはいませんが、少なくとも1,200強の法人登記が確認できます。
また、2位の「浜松町2丁目」、増加率が高い4位「南青山3丁目」および5位「北青山1丁目」もバーチャルオフィス所在の特定住所に登記数が偏っている(「北青山1丁目」の大幅増加はこの特定住所への登記増加が主因)ほか、「赤坂2丁目」は大きな偏りは見られないものの、特定目的会社や資産管理系企業が集中している住所が見られるなど、登記数が多い町字には何らかの要因・特徴があると推察されます。

※バーチャルオフィスへの登記増加には様々な背景があり、別所に店舗や事務所を持ちつつ、登記メリットを活かす企業も間々見られます。この背景については別の機会に解説します。

なお、日本で最も法人登記数が多い町字は、上記「南青山2丁目」ではない町字です
この「日本一の町字の具体的な町字」と、そこに数千社が集中している納得の理由について、お知りになりたい方は、下記のお問い合わせフォームより「日本一の町字の答え希望」と添えてお気軽にご連絡ください。担当:オオタケから個別にメールにて答えをお送りいたします。

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大都市圏において、法人登記が集中している状況とその要因が見えてきたと思います。
では、累積増減率で見た場合、増加率の高い市区町村はどこでしょうか?
大都市圏以外の地域がランクインしているほか、バーチャルオフィス以外の要因も見受けられます。

続きは【2026年4月時点】最も企業数が多い市区町村と町字は?~後編:増加率考察をご覧ください。


【データの算出根拠について】
※本記事における法人数は、各年同月末時点の国税庁「法人番号公表サイト」登録企業総数から、登記閉鎖法人や商号の登記抹消法人、検索対象外(現存しない住居表記)の企業を除外したほか、一部の誤登記と思われるものを可能な限り修正・クレンジングして算出しています。
※町字の識別には、デジタル庁公表の「アドレス・ベース・レジストリ」データも活用しています。